動作環境

インターネット接続環境

IPTは、実行されるサーバーが一貫してインターネットに接続されていることを前提に設計されています。IPTの多くの機能はオフラインでも動作しますが、IPTの一部の機能(GBIF登録、拡張機能インストール、統制語彙、ソースデータ用外部データベースなど)は、外部のインターネットリソースとの通信を必要とします。IPTの管理・運用の観点からは、インターネット接続の速度はこのような通信にのみ影響します。ローカルイントラネットの外からIPTウェブアプリケーションとそのサービスにアクセスするには、常に安定した接続も必要であり、接続性の低下は、(特に大きなデータセットを転送する場合)これらの側面に悪影響を与える可能性があります。

安定したURL

単にダーウィンコア・アーカイブ を生成するツールとして使用することもできますが、IPTは発見しやすくアクセスしやすいインターネットベースのアプリケーションおよびサービスであることを意図しています。この機能をサポートするために、IPTがインストールされているサーバーは、安定したURLを介してアプリケーションとサービスへのアクセスをサポートできなければなりません。

TLS

IPTでは必須ではありませんが、可能であれば安全なHTTPS(SSLに代わるTLS)でIPTを実行することをGBIFでは推奨しています。

メモリ

IPTのインストールをホストするサーバーは、少なくとも256MBのRAMメモリをアプリケーションで利用できるようにする必要があります。

ディスク容量

IPTアプリケーションに必要な容量は100MB程度です。インストール後のIPTデータ・ディレクトリの内容は、IPTによって書き込み可能な1MB未満のディスク・ストレージを必要とします。しかし、データディレクトリの内容は、リソースが作成されるにつれて大きくなり、インポートされたデータセットを含むファイルまたはテーブルのサイズとほぼ同じスペースを必要とします。比較的豊富なオカレンスデータセットの推定サイズは、1レコードあたり1キロバイトです。IPTの通常の使用では、ログファイルに情報が追加され、これは時間とともに大きくなりますが、ふつう最小限のディスクスペースのみを必要とします。

Java バージョン

The current version of the IPT is tested to run on Java 11 and 17. Please refer to the OpenJDK release roadmap, the Oracle Java version Roadmap or documentation from your Linux distribution for an overview of how long your Java version will be supported.

OSやサーブレットコンテナのバージョンに関する注意点は、インストール手順を参照してください。

テクニカルサポート

IPTの運用はコミットメントです。データは定期的にバックアップし、(OSやIPTの)セキュリティアップデートは、利用できるようになったらすぐに適用しなければなりません。