GBIF.orgを使用して生物多様性データを公開する方法

GBIFは、4種類のデータの公開、発見、利用をサポートしています。

簡単に言えば、GBIFは、生物多様性データリソースを示す情報の共有を(たとえ現在その資源からそれ以上のデジタル情報が得られない場合であっても)可能にするものです。他のデータクラスは、種やその分布、存在量に関するさらに豊かで幅広い情報をサポートしています。

データ公開者は、最もリッチで適切なデータクラスを使用してデータを共有することを強く推奨します。ユーザーにデータを最大限有効に使ってもらうためです。

GBIF.orgを通じて生物多様性データを公開するためにIPTをどのように利用できるかを紹介するために、以下の25分間の簡潔なライブデモを見ることを強くおすすめします。

IPTを利用してGBIF.orgで生物多様性データを公開する方法

Prerequisites

  1. データを公開するためには、GBIF Integrated Publishing Toolkit(IPT)のアカウントが必要です。

    • ヒント:あなたの国にあるデータホスティングセンターのIPTのアカウントを要求して、時間とお金を節約することを強くお勧めします。

    • ヒント:技術的なスキルとほぼ100%オンラインで維持する能力があれば、あなた自身のIPTインスタンスをインストールし、維持することができます。

    • ヒント:自国にデータホスティングセンターがなく、あなたやあなたの機関にIPTをホストする技術的スキルと能力がない場合、GBIFヘルプデスク<helpdesk@gbif.org>に連絡して支援を受けることができます。

  2. GBIFにデータセットを登録し、GBIF.orgを通じて世界中から発見できるようにしたい場合、データセットはGBIFに登録されている機関に所属している必要があります。

    • ヒント:GBIFに機関を登録するには、まずこのオンラインアンケートに回答してください。登録には数日かかりますので、並行してデータの公開を進めることもできます。

    • ヒント:どの機関にも所属していない場合は、GBIFヘルプデスク<helpdesk@gbif.org>に連絡して支援を求めることができます。その間に、データの公開を進めることができます。

手順

データを公開するには、以下の7ステップを踏んでください。

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  1. 生物多様性データの種類を下記リストから選択する。

  2. データをダーウィンコア(DwC)用語を列名に使用した表構造に変換する。

    • ヒント:Excelのテンプレートを使ってデータを構成し、どのようなDwC用語が必要・推奨とされるか理解してください。

    • ヒント:サポートされているデータベースに保存されているデータを使用することが可能です。

  3. IPTにデータをアップロードする。

    • ヒント:補足的なガイダンスとして、本マニュアルの他のセクション(リソース管理メニューなど)も参照してください。

  4. データのマッピングを行う(例:チェックリストデータタクソンコア に、オカレンスデータオカレンスコアに、サンプリングイベントデータイベントコアにそれぞれマッピングされます)。

  5. IPTのメタデータエディタを使用して、リソースのメタデータを入力する。

  6. データセットを公開する(世界中で自由に利用できるようにする)。

  7. GBIFにデータセットを登録する。

    IPT管理者によってGBIFに登録され(先述の前提条件2を参照)、IPTに追加される必要があります。そうでないと、その機関はIPTで選択することができません。